洋服が黒ばかりになりやすい冬のファッション。外は寒く、気分も夏とは違いファッションの色のように心までダークになってしまうことがありませんか。そこで今回は、洋服が黒ばかりになりやすい人に向けて、冬のダークカラーから抜け出して明るく楽しいコーデを楽しむコツを詳しくご紹介していきましょう。
洋服が黒ばかりになる理由
気づいたら黒の服ばかり…という経験は、意外と多くの人があるかもしれません。白やグレーも偏りがちになりますが、黒ほどではありませんよね。では、黒い服が多くなる理由についてポイントごとにご紹介しましょう。
コーディネートが苦手なため
洋服が黒ばかりになるのは、異なるカラーとのコーディネートが苦手なため。黒は比較的どのような色にも合いやすく無難です。おしゃれが苦手な人は、他のものと合わせやすい黒を選ぶ傾向があり、柄物やカラーは少なく結果的に黒がメインに。
黒のパンツ、ブラックデニム、黒のカットソーなど。どのアイテムも黒であることが多く、黒で統一しすぎて逆につまらなく感じることもあるかもしれません。
体型をすっきり見せたいため
洋服が黒ばかりになるのは、体型をすっきり見せたいためです。「収縮色」と呼ばれるカラーは、深い緑や青、黒などのことで、他の色よりも小さく見えたり痩せて見えたりする効果が期待できます。
このため自分の体型に自信がない人やぽっちゃり系の人などは黒を選ぶことが多いかもしれません。ストレッチ素材だと体型がわかりやすくなるので、スキニーパンツなどはあえて黒を選ぶこともあるでしょう。
目立ちすぎないから安心
黒は定番のファッションカラー。黒い服を持っていない人はいないほどで、大勢の人の中にいても黒は無難であまり目立たない存在です。また大人の魅力がアピールされる色なので、たとえばワンピースならピンク系よりも黒のほうが人目は引きます。
白のように光を反射することはなく、黒の重たい雰囲気は自分が思うほど目立たないことも。アクセサリーやバッグなどの小物を引き立てる時も黒なら失敗することはないですよね。
季節感を気にしなくていい
黒は春のパステルピンクや夏のブルーのように特定の季節をアピールする色ではありませんので、オールシーズン無難に使えます。洋服が黒ばかりになりやすいのは、季節感を出すファッションが苦手なため。
黒で統一してしまえば、色選びに頭を悩ませることはないのです。またトレンドカラーのように一時的な注目度で終わることもありませんので、一年中着られる色といえますね。春夏の黒は重たい印象があるものの、ヘアスタイルやメイク、小物をプラスして季節感を演出することができます。
カッコいいから
有名ブランド・CHANEL（シャネル）が女性の黒のファッションを広く流通させたといわれていますが、黒は自立した女性の色で軸のある人を想像させます。洋服の黒はどのようなデザインにも必ずあり、誰でも取り入れやすい色。
それでも黒のカッコよさは多くの人が惹かれるところです。洋服が黒ばかりになりやすいのは、そんな黒の魅力に惹かれていることも理由でしょう。冠婚葬祭で黒い服を着るように、気持ちを引き締めて素敵な自分でいたい人は黒い服が多くなるかもしれません。
2023年のトレンドはズバリこれ！
冬のダークカラーを抜け出すには、皆に注目される今年のトレンドカラーを取り入れることもおすすめです。では、おしゃれの参考になる2023年の冬注目のカラーを早速ご紹介しましょう。
ストーングレー
冬のグレーは定番色ですが、今年は「ストーングレー」という柔らかいグレーがトレンド。石のようなベージュが少し混ざったグレーで、落ち着いた印象をアピールすることができます。
ストーングレーはピンクやイエロー、ブルーなどとも相性がよく、洋服が黒ばかりになりやすい人も黒とコーデしやすいのでおすすめです。
ブルー
冬はダークカラーにしないと浮いてしまうと思っている人におすすめなのが、トレンドの「ブライトブルー」です。鮮やかで冬のファッションには少し大胆な色使いですが、デニムにも合いやすい特徴があります。
ブライトブルーは夏を思い出して心が元気になる要素がありますので、アウターなどに取り入れるのもおすすめ。グレー、黒、ブラウンなどが多いセーターも、今年の冬は勇気を出してブルー系を取り入れてみてくださいね。
サンイエロー
今年トレンドの「サンイエロー」は、少しだけ赤みを帯びたイエローです。ファッションだけでなく、キッチン用品やインテリアなどでも人気があります。秋物からどんどん増えているサンイエローは、春まで使えるトレンドカラー。
デニムや黒のパンツ、またはマフラーなどのアクセントカラーにすることもおすすめです。眩しいイエローよりも少し大人っぽい色味が現代らしいかもしれません。
シルバーとゴールド
冬はクリスマス、新年、バレンタインなど、イベントが目白押し。普段選ばない少し豪華なファッションにトライするよい季節ですよね。シルバーとゴールドは、一点投入するだけでエレガントに見せられる便利なカラー。
洋服が黒ばかりになりやすい人でも、シルバーとゴールドはアクセサリーや小物でプラスできますし、ラメのニットやスパンコールの入ったアイテムで冬のモノトーンから脱却することもできます。
キャメル
黄色味を帯びたブラウンやベージュのキャメルカラー。ダークカラーばかりの冬に優しい雰囲気を与えてくれるため、お手持ちの黒の服に合わせておしゃれを楽しみましょう。
カーキはアースカラーと合わせるととても大人っぽいコーデが可能。レッドとも相性がよいので、冬のイベントやパーティーにもいいかもしれません。人目を引くなら、白のパンツと合わせるのも素敵です。
冬のカラーコーデのおすすめは？
街全体が黒っぽくなりがちな日本の冬。グレー、ネイビー、ブラックなど、ダーク系のカラーが増える季節です。しかし冬は配色次第で気分が高まるので、上手なカラーコーデのポイントをご紹介していきましょう。
グレーとレッド
洋服が黒ばかりになりがちな人は、冬はグレーとレッドのアイテムに挑戦してみましょう。クリスマスの時期にぴったりのレッドのニットとグレーのパンツ。レッドは目立つので少し使いにくい色かもしれません。
しかし冬はグレーと合わせることで、女性らしさとスタイリッシュ感を同時にアピールできます。寒い冬でも気持ちが温かくなりそうなカラーコーデですね。
ピンクとカーキ
ピンクは春の色でも、カーキとコーデすれば冬の重い雰囲気を明るくしてくれます。カーキは冬らしくダーク系のロングスカートやパンツで、ピンクは鮮やかなニットなどでコーデ。
大人っぽさを残したい人も、カーキとのコーデは失敗しにくいのでおすすめです。ピンクだけだと幼く見られがちですが、カーキやダークブラウンが入るだけでとても馴染みがよくなります。
サックスブルーと黒
洋服が黒ばかりになりやすい人は、サックスブルーのアイテムをプラスしてみてください。寒い日が続くと心までどんよりしがちですが、サックスブルーは輝く雪を思い出す冬の澄んだ空気のよう。
白とも相性がよいので、パンツやニットでブルーの爽やかな色味をぜひアピールしてみてください。サックスブルーは春先にも使えますので、黒だけでは物足りない時に活用してみましょう。
まとめ
洋服が黒ばかりになってしまう時は、まず小物からカラーを取り入れてみるのもよいでしょう。色の季節感はコーデに大切なポイントですが、好きな色を身につければ冬の寒さも忘れてしまうかもしれません。
