コンサバ系ファッションとはどのようなアイテムでまとめるスタイルなのか、よくわからないという人もいますよね。ファッション界でよく話題になりトレンドも誕生するコンサバ系ファッション。
今回は特徴や綺麗に演出するポイントについてまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
コンサバ系ファッションの特徴について
コンサバ系ファッション、またはコンサバファッションと呼ばれるスタイルはよく雑誌などでも話題になりますよね。どのような特徴があるのか、まずはポイントごとにご説明しましょう。
コンサバの意味について
コンサバ系と呼ばれる「コンサバ」とは、英語の「conservative(コンサバティブ)」を略したもので、日本語では保守的や控えめといった意味があります。コンサバ系ファッションは派手ではなく控えめで上品なもの。
日本国内ではコンサバティブを略して「コンサバ」といわれることが多く、革新的な「リベラル」とは反対の意味になります。
コンサバ系ファッションの歴史
コンサバ系、コンサバファッションといわれるものは最近始まったわけではなく、バブル時代の1980年~1990年に人気女性雑誌で取り上げられるようになり普及した言葉です。
コンサバと対極にあるものはカジュアル系ファッション。当時の女子大生を中心にお嬢様をイメージするファッションとして流行したのがコンサバ系ファッションの始まりです。
最近再び注目されているコンサバ系ファッション。短期的なトレンドではなく、いつの時代も上品で女性らしいスタイルは男性からも評価されますし、シンプルでコーディネートしやすいこともコンサバ系が常に支持される理由です。
カジュアルアイテムはあまり使わない
コンサバ系ファッションとよく混同されるのは、きれいめカジュアルの「キレカジ系ファッション」。どちらも控えめな点が共通しますが、根本的に違うのはコンサバ系ではカジュアルアイテムはほとんど使うことはなく、清楚感や上品さをアピールすることに徹底しています。
キレカジはお嬢様風のレース使いのワンピースにキャップを被るなど、本来上品なファッションを少しカジュアルダウンすることが特徴。コンサバ系ファッションではそのようなことはせず、きちんと上品に演出していることが特徴です。
知的な印象を与えるもの
コンサバ系ファッションは、知的な印象を与えるファッションや着こなし方が魅力。女性らしく清楚に仕上げるならフェミニン系にも共通するところはあるでしょう。
しかし丸みを帯びた女性らしさがポイントになるフェミニン系に対して、コンサバ系はオフィスシーンにも合うように、どのようなシチュエーションでも清楚でその場に馴染むことが特徴です。
その理由は知的なスタイルであるためで、周囲に不快感を与えない凛とした印象があります。
足元はヒール
ワンピースとスニーカーのように、最近ではカジュアルを上手にプラスするスタイルが人気ですが、コンサバ系の足元は基本「ヒール」です。男性から見てもヒールの女性はとても美しく、歩く姿に思わず見とれてしまうこともあるでしょう。
ヒールは社会的地位の高さを象徴するもので、フォーマルであり自信をアピールすることができます。ヒールを履くと自然と身のこなしが女性らしくなることもコンサバ系ファッションの特徴といえるでしょう。
トレンドカラーを上手に使う
コンサバ系ファッションは、トレンドカラーを上手に取り入れることが特徴です。シンプルで大人っぽすぎると実年齢よりかなり上に見えることもありますので、多少はトレンドを意識することも大切。
夏はブルー、冬はグレー、春はパステルカラーなど、季節感を意識した流行カラーをリサーチして、スカーフや靴などにトレンドカラーを入れるとしっくり馴染みます。
トレンドカラーを取り入れる際は、世界的な色見本で知られている「パントン社」からリリースされる色を参考にすることもおすすめ。お手持ちのファッションと相性の合うカラーを選んでみましょう。
大人っぽくシンプルに
コンサバ系ファッションの特徴は、シンプルで大人っぽいアイテムをベースにしていること。たとえば「白」のファッションなら無地のTシャツではなく白のブラウスやシャツ、ニットなどを選ぶのがコンサバ系のファッションです。
柄物は少なく、素材の編み方やカットのデザインなどを楽しむことも大人っぽいシンプルさの演出方法。注意したいのは、ベーシックすぎるとナチュラルやアース系になってしまうことです。
デザインと素材で華やかさを意識することはコンサバ系ファッションに欠かせないポイントといえるでしょう。
コンサバ系ファッションのおすすめアイテムについて
雰囲気を意識すると何となくイメージできるコンサバ系ですが、実際にコーディネートするとなるとどのようなアイテムがいいのか迷ってしまいますよね。そこで定番のコンサバ系ファッションに活用できるアイテムをご紹介していきましょう。
膝下丈のスカート
肌を露出しないコンサバ系ファッションは適度な長さのスカートがポイントになり、膝丈、もしくは膝下丈のものがあると着回ししやすくとても便利です。デザインはフレア、プリーツ、マーメイドなどが可愛らしく大人の品が感じられ、タイトスカートならビジネスシーンで仕事ができる印象を与えるでしょう。
ミニスカートはとても元気で溌剌とした印象があり、下半身を意識して自由に動けないこともあります。不自由に感じるスカート丈よりも膝下丈ならエレガントさがアピールできますね。
パンツ
上品さを演出するにはパンツも必須アイテムに。下半身がすっきり見えるセンタープレスパンツはビジネスシーンでも活躍しますし、美術館デートなどのシチュエーションでも好感度の高いおしゃれができます。
パンツは色々なデザインがあり、スキニー系はロングセラーで人気。コンサバ系はあまりカジュアルになりすぎないことが特徴なので、スキニー系を選ぶ場合も素材に注意してくださいね。
ボディラインが出るものよりもパンツのラインが綺麗なものがおすすめ。スタイルアップできるハイウエストのフレアパンツなどもとても素敵です。
ジャケットやカーディガン
コンサバ系ファッションを飾るものはジャケットやカーディガン。トップスとボトムスだけでは物足りなく、気品をプラスしたい際に活躍してくれるアイテムです。少しおしゃれして食事に行く時なら、ミド丈のノーカラージャケットがぴったり。
正統派でやりすぎ感がなく、きちんとした大人のファッションが演出できます。気温が変化しやすい季節ならカーディガンもおすすめ。フレアスカートやタイトスカートとも相性がよく、カーディガンならお気に入りのカラーでアプローチできるので一着あると便利です。
コンサバ系ファッションのコツについて
コンサバ系ファッションにトライする場合は、次のポイントを意識しておきましょう。
ラフな時も品を意識する
コンサバ系はスーツ姿やワンピースならわかりやすいセットアップですが、ワンランクアップさせるならラフなコンサバ系にもトライしてみましょう。たとえば白いシャツにジャケットとパンツなど、清潔感を意識したアイテムと少しだけ手を抜いた上級者のテクニックを使うこともおすすめ。パンツの場合はヒールがポイントです。
トレンドに左右されないベーシックアイテム
コンサバ系ファッションにもトレンドはもちろんありますが、基本は流行に左右されないベーシックなものでコーディネートしましょう。オフィスシーンでも使えるかどうか、ファストフード店ではなくおしゃれなカフェに行っても大丈夫か。そんなポイントを基準にして選んでみてくださいね。
まとめ
コンサバ系ファッションには選択肢が色々とあります。もし上手くコーディネートできない時は、最近流行りのレンタルサービスを活用してみるのもよいでしょう。