寝る前の習慣は、ダイエットにメリットもデメリットも与えるものです。本気でダイエットに取り組むなら、あらゆる角度からメリットが期待できることを取り入れたいですよね。
快眠は健康、美容、ダイエットなど、あらゆることに欠かせないものですが、今回は寝る前の習慣でダイエットのためにおすすめしたいこと6選をご紹介していきましょう。
ストレッチ
寝る前の習慣は、ストレッチで体を柔軟にしておくことがダイエットに有利です。その理由やおすすめのストレッチについてご紹介しましょう。
痩せる理由について
ストレッチは、ジョギングや筋トレのような心拍数が上がる運動ではありません。血圧や心拍数を下げてゆったりした気持ちになり、副交感神経が優位になることが期待できます。
寝る前に副交感神経が優位になると、自然な入眠ができて睡眠の質が高くなることも。そもそも睡眠時間が不足すると、食欲を抑えるホルモンが減少するといわれ、寝不足は太りやすいという統計もあるほどです。
ダイエットを成功させるためには、毎日充分な睡眠時間は必須であることがわかりますね。ストレッチで体を柔軟にして血流を活発にしておくと、体の冷えも気にならず快適に眠れそうです。
おすすめのストレッチ
寝る前の習慣でダイエットに取り入れるストレッチは、寝る直前ではなく1~2時間くらい前にやっておくことがおすすめです。たとえばヨガの「チャイルドポーズ」は、全身の力を抜いて呼吸をゆっくり繰り返し、とてもリラックス効果があります。
床や布団の上で仰向けに寝て両手両足を開き、全身の力を抜くポーズも寝る前の準備にメリットがあるでしょう。慣れてきたらプランクなど、少し負荷のあるストレッチも取り入れてみてください。
飲み物
寝る前の飲み物は、就寝中の体の脂肪燃焼に役立つものがあります。ダイエットを意識したドリンクを選んでみましょう。
ミルク
寝る前のミルクは快眠効果が期待できるため、寝不足でダイエットが効率的にできない人におすすめです。ミルクにはアミノ酸のトリプトファンが含まれており、鎮静作用が期待できます。
ミルクのトリプトファンは消化吸収しやすく、しかもカルシウム摂取もできるのでダイエットにおすすめ。イライラ解消にもなる可能性があり、ダイエットで疲れている人にもいいかもしれません。
ミルクのタンパク質は、ダイエット中の筋肉増量にもメリットが期待されるので、基礎代謝をアップして効率的に脂肪を燃焼できる体に近づくこともあるでしょう。
ぶどうジュース
寝る前の習慣におすすめなのは、ぶどうジュースを飲むこと。ぶどうは抗酸化作用が期待できるアントシアニンが多く含まれ、体の細胞劣化を予防する可能性があります。
さらにぶどうにはレスベラトールという成分があり、摂取カロリーを燃焼する褐色脂肪に変える働きがあるとのこと。美容効果の高いビタミンCも豊富なので、寝ている間の燃焼や美肌ケアなどが同時に期待できます。
ワインもポリフェノールが多いもののひとつですが、就寝前のアルコール摂取は逆に睡眠の質を下げることもあるので、ぶどうのメリットを得るならジュースがおすすめです。
アロマ
アロマはリラックス効果のある香りが特徴で、寝る前の習慣にすると次のようなメリットが得られるかもしれません。
アロマとダイエットの関係
アロマテラピーは、ストレス解消や不安解消に使われることがよくありますよね。ダイエットによい理由は、アロマの香りは自律神経に働きかけるため。自律神経は消化機能や体温調整など、意識せずコントロールする部分を調整する役目が特徴です。
体のバランスを整えるためにも、自律神経を安定させることがコツ。アロマにはリラックス作用が期待できる種類が多いため、寝る前にアロマを導入すると快眠作用が期待できることがまずひとつ。
そしてアロマは交感神経を刺激するタイプもあり、脂肪燃焼にメリットが期待できる香りや食欲を抑制するアロマもあります。
アロマを取り入れる方法
ベッドの近くや寝室にアロマキャンドルやアロマディフューザーを置いて香りを楽しみましょう。ローズやラベンダーは快眠効果が期待できる香り。ペパーミントやグレープフルーツは交感神経を刺激するので運動前におすすめです。ダイエット中はシーンに合わせてアロマの香りを選んでみましょう。
ドローイン
ドローインはダイエットに人気がある方法のひとつで、寝る前の習慣にするとよい理由があります。
ドローインとは何か
ドローインは呼吸法のひとつで、寝ながらできるので寝る前の習慣に取り入れやすいことが魅力。ドローインは内臓が圧迫されやすい猫背の人や便秘になりやすい人、お腹がぽっこり出ている人におすすめです。
ドローインで腸のぜん動運動が活発になり便秘が改善されると、デトックス効果も高まり美容やダイエットにもメリットがあるでしょう。
やり方について
やり方はとても簡単。寝る準備をして、ベッドの上に仰向けに寝てください。膝は90度の角度に曲げ、息を大きく吸いながらお腹を膨らませていきましょう。次はゆっくりと息を吐き出しながらお腹をへこませていきます。
その際に腹筋を少し意識してへこませることがコツ。その状態を5秒ほど維持してください。慣れてきたらお腹をへこませたまま普通の呼吸を繰り返す練習もやってみましょう。
食べ物
遅い時間や寝る直前の食事は、しっかり消化吸収しないのであまりおすすめではありません。しかし適切なタイミングならダイエットにメリットをもたらす食べ物があります。
ヨーグルト
ヨーグルトは腸内環境を整える善玉菌が多く、寝ている間の活動の少ない胃腸に優しく消化吸収をサポートしてくれます。胃腸の働きが活性化されると代謝がアップし、日常の活動でも効率的にカロリー消費が可能に。
栄養価の高い食べ物で美容効果も期待できるので、肌のゴールデンタイムといわれる寝ている間にもメリットがあるかもしれません。
バナナ
寝る前にどうしても小腹が空いてしまうこともありますが、そんな時にスナック菓子を食べてしまうのはダイエット失敗のもと。寝る前の習慣にバナナを食べることで快眠を促すメラトニンが多く作られ、ぐっすり朝まで眠れるようになる可能性があります。
バナナはエネルギーのもとにもなり、カロリーも高すぎず消化がよいことが魅力。快眠は睡眠中に分泌される成長ホルモンの働きを活発にし、ダイエットのエクササイズによる疲労回復にもなるかもしれません。
サプリメント
サプリメントは必ずしも寝る前に必要なものではありませんが、生活リズムが乱れやすい人や食生活のバランスが保ちにくい人にはメリットがあります。
燃焼系サプリメント
カプサイシンやブラックジンジャーなどが配合されているサプリメントは脂肪燃焼作用が期待されます。サプリによって飲むタイミングが決まっているはずなので、必ず説明書を読んでおきましょう。
好きな時間に摂取できるなら寝る前がおすすめ。睡眠中に分泌される成長ホルモンでさらに脂肪燃焼が期待できます。
酵素系サプリメント
酵素は人間の体では作り出せないものも多く、食べ物やサプリで摂取が必要になることがあります。デトックスして内側から老廃物を排出すると消化吸収が活性化され、効率的な栄養補給が可能に。夜間専用の酵素サプリも人気があります。
まとめ
寝る前の習慣は、健康的な睡眠に向けた準備とダイエットを意識したプラスアルファが成功の秘訣です。ドリンクや食べ物、運動など、あらゆることをバランスよく取り入れてみましょう。