会う回数が増えると相手のことをもっと好きになるというのは本当なのでしょうか。会ったばかりの気になる相手なら、できるだけ会う頻度を増やして一緒にいる時間を増やすことはメリットがあるようです。
それでは早速ですが、会う回数が増えるともっと好きになる理由について詳しくご解説していきましょう。
会う回数が増えると好きになるのはなぜか？
月に1回よりも週に1回など、会う回数が多くなるほどなぜか相手に気持ちが傾きやすいという説があります。恋愛感情を抱くのは好意を寄せていることが土台にあり、さらに会う回数も関係する次のような理由があるようです。
身近に感じるため
会う回数が増えるともっと好きになるのは、相手に慣れて身近に感じることが理由のひとつ。この手法はマーケティングでも使われるように、何度も同じCMを流したり同じ音楽をかけ続けたりしていると、無意識レベルに自分の記憶に残っていきます。
そのような背景があるため、全く知らないものよりも何となく記憶しているもののほうが身近に感じるように。人間もお店の商品と同じく、会う回数が増えると「慣れ」が次第に「好感」に変わり、特別な感情を抱くようになる仕組みがあるのです。
どんどん相手の情報が増えるため
たとえば遠く離れた片想いの人よりも、職場で毎日顔を合わせる同僚のほうが好意を抱きやすいという状況がありますよね。実際に顔を合わせる回数が多いと、自然と相手の情報も多くなり感情移入しやすくなります。
最初は嫌だなと感じた人も会う回数が増えていくうちに、相手の笑顔、優しい態度、服のセンスなど、意外な魅力に気づいていきますよね。学校や職場で恋愛感情が起こりやすいのは、会う回数が多いことも関係していると思われます。
仲間意識が強くなる
恋愛感情がなくスタートした相手でも、会う回数が増えると好きになっていくのは「仲間意識」が生まれることが理由です。一緒にいると共有することも多く、同じ状況を経験するために必然的に共通する部分が多くなりますよね。
仲間としての感情が強くなると困った時に助け合い、徐々に相手の存在を意識するように。このような交流は、月に1回しか会わない人よりも毎日会う人のほうがチャンスは多く、より早く仲間意識が構築されて大切な存在に感じてくるでしょう。
ポジティブなイメージが強くなる
会う回数が増えるともっと好きになるのは、相手との接触回数が多くなり、緊張や刺激に感じたものが徐々にポジティブな感覚に変わっていくためです。たとえば初対面であまり会話が弾まなかった相手とそれから頻繁に会うとしましょう。
最初はよく知らない人なので警戒心があり、適度な距離を置いて関わるはず。しかし緊張感などの刺激は、同じところを何度も接触していくうちに頭での処理効率がアップして親近性が高まる可能性があるのです。
好みのタイプでなくても、毎日顔を見ていると何となく好みになっていくようなことですね。
もっと好きになるテクニックについて
会う回数が増えるともっと好きになるのは、一緒にいる「時間」ではなく「回数」がコツといわれています。たった10分でもいいので、気になる人と接触することがコツ。では、恋愛関係に進展させるための会い方のコツをご紹介しましょう。
挨拶する
会うということは必ずしも二人だけのデートとは限りませんので、まずは好きな人の視野に入り存在を記憶してもらうことがコツです。しかしわざと何度も目の前を通り過ぎて無視されては意味がないため、軽くコンタクトがとれる「挨拶」でアプローチしてみましょう。
職場の人なら、声をかける距離まで移動して「おはようございます」「お疲れさまです」と挨拶。会話に進展しなくてもお互いの存在を無理せず受け入れられる会い方なので、慣れない人なら挨拶で距離を縮めていきたいですね。
会う回数を増やす
会う回数を増やしてよい関係を築くためには、単純に会う回数を増やすことが大切です。たまにしか会えない人ならお茶に誘うなど、簡単な約束でもいいので直接会う回数をどんどん増やしていきましょう。
映画に行く、ドライブをするというイベントになると、相手も抵抗を感じるかもしれません。それよりも駅まで一緒に帰るなど、短い時間でもいいのでできるだけ習慣化することがおすすめです。
物のやりとりをする
会う用事がない時に頻度を増やすのは難しいはずなので、その場合は物を使って会うきっかけを作るのもよいでしょう。たとえばプレゼント。高いものでなくジュース1本や飴ひとつでもプレゼントしてあげると存在感をアピールできます。
ペンやハンカチなどの物なら、見るたびにくれた相手を思い出しますので、直接会う回数が少なくても心理的には相手とつながっている気持ちになることも。好きな人とどんどん会うためには、離れている時のアピールも大事ですね。
会えない時は連絡をとる
会う回数を増やして両想いになるには、メールやメッセージ、SNSなども頻繁に活用してみましょう。会えない時の連絡はとても効果的で、相手に自分のことを考えさせるチャンスにつながります。
インスタグラムでコメントするなど、意識してもらうよう少しだけ積極的に行動してくださいね。本来なら直接会って話をするのが一番。しかし実際はそれほどタイミングがいいこともありません。
だからこそ会う回数を増やすためには、会わない期間に相手にアピールして接触しましょう。
まずは脈ありサインを確認しよう！
会う回数が増えるともっと相手を好きになるのは、根本的に相手に好意を寄せている場合や拒絶するほど嫌でないことが条件です。もし嫌いな人に頻繁に会うことになると、さらに距離を置きたくなるかもしれません。
このため好きな人と上手く進展するためにも、まずは脈ありサインがあるかどうか次のポイントで判断してみましょう。
メッセージの返信が早いか
好きな人からLINEのメッセージがきたらすぐに返信したくなりますよね。もっと会いたくなるほど気持ちが強い時は、メッセージやメールでも同じこと。やりとりの回数を増やして接触したい思いがある相手は、返信が早く期待通りのタイミングになります。
プライベートな話ができるか
興味や関心がある人に対しては、プライベートな部分を知りたくなるのは自然なことです。脈ありの人は、仕事の話以外にも家族のことや子供時代の話、さらに恋愛のことも話題になり、何でも話せる快適さを感じるでしょう。
自分のことを包み隠さず話せる相手はとても特別。それほど信頼できるということにもなりますね。
二人だけで会うか
脈ありの人は二人で会いたがりますので、食事やお茶をする時も他の人を誘わない傾向があります。たとえ友人と集まってお酒を飲んだ時でも、二次会は二人だけに。
脈なしの相手は最低限の交流しか持ちたがりませんので、二人で会うことはないでしょう。仕事に有利になるために社交辞令で個人的な付き合いを好むふりをする人もいるかもしれませんが、本命の人ならかなり前から約束して行き先も計画を立てるなど、準備の姿勢が違うはずです。
まとめ
会う回数が増えることは、恋愛感情の発展に明確なメリットをもたらします。親しみや好意は、反復されるコミュニケーションにより育まれることが多いです。直接のやりとりを通じて相手を深く理解し、身近な存在として意識するようになります。すると、自然と個々の魅力に気づき、心の距離が縮まります。
共通点を多く持ち、助け合う関係が築かれると、仲間意識から一層の親近感が芽生え、愛情へと変わっていくのです。普段の行動に小さな変化を加え、会う機会を増やすことが重要です。それはさりげない挨拶であったり、物のやりとりであったり、連絡を取り合うことであったり。
対面できない時でも、相手に自分を意識してもらう工夫は恋を深めるために効果的です。会うたびに心が温かくなり、相手への気持ちが深まる。これこそが、「会う回数」の増加によって育まれる恋愛感情の真髄です。
