口紅で唇が荒れる人必見!原因と荒れ予防におすすめなリップケアのテクニック

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はじめに

口紅をつけると荒れるという場合は、今お使いの口紅を見直すことはもちろんですが、基礎的なリップケアで唇を健康な状態にキープすることも大切です。乾燥時期になるとリップを使う頻度は高くなり、摩擦によりダメージを受けることも増えます。

唇は皮膚が薄く水分保持力が弱い部分。丁寧にケアすることで口紅も使いやすくなるはずです。では早速ですが、口紅で唇が荒れる原因や対策を詳しくご解説していきましょう。

口紅で唇が荒れる原因について

好きな色の口紅が肌に合わないので使えないという残念な経験をしたことはありませんか。ヒリヒリしたり皮が剥けてしまったり、口紅によるダメージは思った以上によくあることです。なぜそのような症状が起こるのか、口紅で荒れる原因をポイントごとにご解説しましょう。

タール系色素の刺激

口紅には保湿成分など、肌によいものが含まれたアイテムも色々とあるのですが、メインの成分は固形の脂・オイル・顔料となっています。商品によって酸化防止剤、保湿剤、美容成分、シリコーンなども含まれており、ブランドによって肌に合わないということも。

とくに注意したいのは「タール系色素」です。口紅の発色や色味を調整するために配合する成分で、合成着色料を使う場合もあるようです。口紅は色が命。そのためタール色素成分は欠かせないものですが、化学合成物は皮膚に刺激を与えるためにアレルギー反応を起こし、腫れやかゆみなどのトラブルの原因になることがあります。

口紅をゴシゴシと塗る癖

口紅で唇が荒れるのは配合成分がかなり影響することですが、たとえよい美容成分が配合されているものでも、ゴシゴシと摩擦するように塗ると唇が荒れることはあります。

唇は腕や顔の皮膚とは構造が少し違い、皮脂腺や汗腺がありません。また天然保湿因子が少ないこと、メラノサイトがほとんどないこと、さらに角質層が薄くターンオーバーが速いことも特徴です。

顔の中でも水分量が少ない唇はもともとデリケートで、粘膜と皮膚の両方の性質を兼ねているため、とても荒れやすく摩擦に弱い部分。マスクを着用する習慣があることでさらに唇の摩擦が増えていますので、口紅を塗る時は意識して優しくメイクすることが必要です。

乾燥

唇が荒れる原因は唇自体がすでにダメージを受けており、口紅の成分に敏感に反応している可能性があります。よくあるのは「乾燥」。皮膚と違い、唇は乾燥すると皮脂が分泌されることはなく徐々に水分が失われてしまい、カサつきや皮剥けなどの症状が起こります。

皮脂膜が作れないことはバリア機能が弱いのと同じで、人によっては保湿リップですら合わないこともあります。また乾燥は紫外線の影響を受けやすいことも理由で、肌の色素となるメラノサイトがないために紫外線のダメージを受けやすいのです。

舐める癖

唇は癖で舐めてしまうことがよくあり、乾燥が気になると余計に舐めてしまいカサつきがひどくなる場合もあります。その状態で口紅を塗ると唇が過剰に反応し、荒れや腫れを招くこともあるでしょう。

舐める以外にも唇を触る癖、皮を引っ張る癖などもあり、唇のバリア機能を自ら低下させてしまうこともあります。

荒れない唇を導くリップケアの方法

自然な保湿機能がない唇は、適切な保湿ケアが乾燥やバリア機能を維持するために欠かせません。口紅で唇が荒れやすい時は丁寧にリップケアを行いましょう。では注意したいポイントやしっとり健康的な唇にするためのリップケアのコツをご紹介します。

角質ケアをする

唇はターンオーバーが速いので、古い角質をきちんと取り除き健康な状態にすることがおすすめです。通常「リップスクラブ」と呼ばれるアイテムは古い角質をオフして保湿するもので、本来のナチュラルな唇のツヤや色なども導いてくれます。

唇は皮膚が薄いため、古い角質が残ったままだとトラブルの原因になりかねません。そこでソフトスクラブの入った専用コスメを使うと、新たな角質が誕生して健康に維持できます。

さらにリップスクラブには保湿成分も含まれているので、口紅のノリがよくなるメリットも。寝ている間にしっかり保湿するシュガースクラブなど、ふっくらした仕上がりも期待できます。

保湿をする

口紅で荒れる、乾燥で縦ジワが増えるなど、トラブル続きの唇は見た目年齢にも影響します。口紅で荒れる時は、保湿が不足していることをまず疑ってみましょう。お手持ちのリップクリームもサッと塗るだけでなく、縦ジワに入るようしっかり塗り込むことがコツ。

塗ったら15分ほど放置して、唇が柔軟になったところでクルクルと指先で優しくマッサージしましょう。保湿は唇のデイリーケアに欠かせないこと。さらにメイクの下地としても必要なので、口紅を塗る前にリップクリームを薄く塗っておくこともおすすめです。

リップパックする

唇の乾燥対策なら「リップパック」もおすすめです。スペシャルケアで顔のシートマスクをするように、唇も定期的なパックで保湿をしっかりやっておきましょう。使い方は商品によって異なりますので、説明書を確認してから正しくお使いくださいね。

市販のリップパックがない時は、ハチミツやオリーブオイルなど、家にあるものを唇に塗布。上からラップをして5~10分ほど放置しておくこともできます。

口紅のクレンジングをする

口紅をきちんと落とせていないと添加物で唇が荒れる可能性がありますので、正しい口紅の落とし方を心がけてみましょう。口紅を濃くつけた時は専用リムーバーで優しくメイクオフ。

こすると負担がかかりますので、全体的にコットンで優しく丁寧に落とすことがコツです。この際に縦ジワに入った口紅も、コットンを半分折り先端を使って丁寧に落としましょう。

専用リムーバーがない時は、メイク用のクレンジングを唇に最初にのせて浮かせておくこと。ティッシュでサッと拭き取り洗顔すれば綺麗に落とせます。

荒れない口紅選びのコツ

色は口紅選びで最も大切なところと考える人が多いのですが、繰り返し唇の荒れが続く時は今お使いの口紅は一旦お休みして、荒れない低刺激タイプを使いましょう。肌が敏感な時は、次のポイントを意識して荒れない口紅選びの参考にしてみてください。

保湿成分が入っているものを選ぶ

唇は乾燥した状態が一番危険です。口紅は保湿や美容成分が配合されているものが唇のバリアになりますし、メイク中も乾燥予防になるのでおすすめ。セラミドやコラーゲン、ヒアルロン酸などの保湿成分入りの口紅も近年増えていますので、乾燥しやすい人は自分に合った成分を取り入れましょう。

タール色素不使用に変える

唇の刺激になるタール色素は、全ての口紅に使用されているわけではありませんので、タール色素不使用タイプを選ぶこともおすすめです。タール色素は皮剥けの要因になりますので、口紅を落とした後に皮が剥けやすい時はタール色素の含有量が多いものを使っている可能性があります。

タール色素は「赤2」「緑色3号」など、色と数字の組み合わせで配合成分に表記されていることがありますので、そのようなアイテムは避けたほうが安心です。

パッチテストをしてみる

口紅で唇が荒れる時は、購入前にパッチテストもやっておきましょう。スキンケアと同じく、手の甲などにテスターを塗って肌に合うかどうか確認。低刺激タイプやリップクリームの色付きタイプなどもありますので、唇の状態が不安定な時は無理に口紅を使わないことも考えておきましょう。

まとめ

口紅による唇の荒れは多くの人が経験するトラブルです。この記事では、その原因となる配合成分や乾燥、過度な摩擦などを解説し、唇のケア方法もご紹介しました。

唇を健やかに保つためには、日頃からの保湿が不可欠であり、適切なリップケア製品を選ぶことも大切です。保湿成分が含まれている口紅の選び方、タール色素が含まれていない製品の見分け方、そしてパッチテストの実施によって、自分の唇に合う口紅を見つけることが重要です。

本記事の情報を参考に、健康な唇を維持し、お気に入りの口紅を美しく楽しむためのケアを実践していただければと思います。お手入れを怠らず、毎日のリップケアを積極的に行いましょう。

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