心理的に追い詰める人と接するのは、とてもストレスで負担になりますよね。できれば近寄りたくない存在ですが、同じ職場にいるなどの理由からどうしても交流が必要な場合もあるでしょう。
そこで今回は、心理的に追い詰める人におすすめの対処方法について詳しくご紹介していきましょう。
心理的に追い詰める人がやること
直接的ではなく、理解の仕方によっては攻撃されているのでは？と感じるシチュエーションはありませんか。付き合い方が難しい「心理的に追い詰める人」には次のような共通点や特徴があります。
傷つく冗談を言う
心理的に追い詰める人は、人前でわざと傷つくような冗談を言って笑いをとります。どうしてそんなことをするのか理解できず、相手の意図がわからないと怒りを通り越して不安になります。
そんなことをされる原因は自分にあるのか、そうさせた自分が悪いのか。精神的な苦痛を引きずってしまうのは、心理的に追い詰める人が狙っているところといえるでしょう。
他人を笑わせる時に自虐的なギャグを言う人は、その場の空気を平和にしてくれます。しかし心を傷つけるような冗談は、いじられたと簡単には片づけられないことも多いでしょう。
わざと無視する
自分が気に入らないことをされるとそのお返しとしてわざと無視するのは、心理的に追い詰める人の特徴です。しかも他の人も仲間にして、集団で個人を阻害する態度。
そのようなことを一度されると、その人の機嫌をとりながら暮らすようになりとても気を遣い疲れてしまいます。いつもは笑顔で挨拶してくれる人が、突然無視して通り過ぎていくことも。そんなことをされるととても不安になり、仕事が手につかなくなる人もいるでしょう。
責任転嫁してくる
本当は自分の失敗のせいで上手くいかなかったのに他人のせいにする行為。これも心理的に追い詰める人に共通することで、自分の評価だけを気にして暮らしているため、有利になるよう他人に責任を押しつけるのが得意です。
被害に遭う人にとってはとても理不尽な状況。しかし言い返すと逆上してもっと状況が悪くなることもあるので、泣き寝入りせざるを得ない場合もあるかもしれません。責任転嫁されると悔しいだけでなく、そんな立場になった自分を否定することになってしまいます。
人間性を否定する
心理的に追い詰める人は、他人の人間性を平気で否定してきます。「あなたの考え方が理解できない」「あなたは普通じゃない」「育ち方がよくない」と否定的な発言が多く、ショックを受ける人は多いでしょう。
心理的に追い詰める行為は相手の捉え方次第ではありますが、すっきりしない発言が多く、深く悩ませる嫌な余韻を残すことも。些細な会話のつもりが、自分の弱点を責められたようで人間不信に陥ることもあるでしょう。
困っても助けてくれない
困っていることを態度でアピールしても無視するのは、心理的に追い詰める人の特徴です。助けてもらえなかった人は「自分は人に助けてもらえない存在」と錯覚を起こし、孤独な気持ちにさせられます。
心理的に相手を不安にさせるのが得意なタイプは、悩みやすい人をターゲットにすることもよくあります。困っていても助けてもらえない時、人は精神的な不安や自己否定など、ネガティブな気持ちになることが多いでしょう。
わざと嫌がらせする
他人をイラッとさせることや怒らせるようなことをするのは、心理的に追い詰めている証拠。相手に対して個人的に嫌がらせする理由があると思わせる迷惑な行為です。
「○○さんは仕事が遅いよね」と本人に聞こえるように悪口を言う人。しつこく特定の人を嫌がらせするのは、いじめとも思える行為です。直接的な嫌がらせと同じくらい心理的に追い詰めるのはネット上での出来事。覚えがないことをコメントされたり否定されたりすると、人間関係が苦痛に感じますよね。
性格的な特徴について
心理的に追い詰める人には性格的な特徴があります。自分が被害に遭った時は、相手の特徴を理解してみると理由が見えてくることもあるでしょう。
承認欲求が強い
心理的に追い詰める人は、承認欲求が強いことが特徴。周囲から称賛されることを目的として何でもやる習慣があるので、そのためには関係のない人も巻き込んで嫌な思いをさせる場合もあるでしょう。
自分よりも優れた人に注目が集まると妨害したくなります。そんな時に心理的な攻撃をして相手を苦しませ、その間に自分が評価されようとするのです。
自信がないから
心理的に他人を追い詰めるのは自信がないためです。だから相手にも同じく不安を抱かせ、自己否定させたいだけのこと。わざと嫌がらせしたり嫌味を言ったりするのは、自分の弱みを相手に知られたくないための強がった行為なのです。
自信がない人は不安が強いので、常に周囲をチェックしながら生活し、その姿は他人から見るとイライラしているようにも思えるでしょう。短気であまり接したくないタイプ。怖い人のようでとても弱い人間の可能性があります。
ライバル意識が強い
心理的に他人を攻撃したがる人は、ライバル意識が強いことが特徴です。自分が勝手に張り合っているだけのことが多いものの、負けることに過剰な不安を抱き、どのような手を使ってでも勝ちたがります。
ライバルを心理的に攻めて自分が有利になるのが好き。精神状態を自分が支配していることで勝った気分になるのかもしれません。
接し方のコツについて
言葉や行動で追い詰めてくる人とも、どうしても付き合いが必要な場面もあるでしょう。困った時は、心理的に追い詰める人には次のような対処方法を意識してみてください。
やり返さないこと
心理的な応戦をするのは、逆に相手の気持ちを逆なでしてさらに攻撃される可能性があるのでおすすめではありません。一番いいのはやり返さないこと。嫌な気持ちにさせる人はとても気が弱い人間なのだと解釈し、自分が不利にならないようやり返すことは考えない方法が無難です。
他人を心理的に追い詰める人の言うことは完全無視。不安になる姿は弱さを見つけるのと同じです。いい人を演じて追い詰められても「ごめんね」と謝るなど、反抗しない人には手応えを感じず諦めるかもしれません。
理由があることを考える
心理的に追い詰めるのは何かしら理由があるため。心当たりもないのにそのような態度をとられたら自分のせいにせず、相手側の理由を考えてみましょう。性格的や心理的な要因が大きく関係していると思われますが、たまたま気分がよくないので他人に当たる人もいるかもしれません。
もし連続して同じ態度で接してくる場合は、親しい人に相談することも大事です。
距離を置いて付き合う
何を考えているのかわからない人との付き合いはとてもストレス。苦痛になったら距離を置いてしまうのも改善方法のひとつです。人によっては、近い距離にいる人にそのような接し方をすることもありますので、付き合いを最低限にすると相手も仕方なく諦めるかもしれません。
中途半端な距離感では上手くいかないなら、完全に付き合わないこともひとつの方法でしょう。それでもし仕事に支障があるようであれば、プライベートな話を一切しないなど、距離感を意識してみてくださいね。
まとめ
心理的に追い詰める人は、自分が弱いことを自覚しているためにわざと強がっているだけかもしれません。人の言葉や態度は心を深く傷つけるものですが、逆に励ましてくれる人もいるはずなので、困った時は自分の味方と仲良く付き合うようにするとよいでしょう。
