女性は男性より太りやすい?!原因や太りやすい時期を理解してダイエットにアプローチするコツ

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女性は男性より太りやすいといわれていることはご存知でしたか。カップルや夫婦で一緒にダイエットを始めると、男性のほうが早く効果を実感できるという例もあるようです。

女性と男性の体の作りには色々な違いがありますので、特徴を理解してダイエットにアプローチすることが大切です。そこで今回は、女性が男性よりも太りやすい原因や太りやすい時期など、ダイエットに有利になる情報を詳しくご紹介していきましょう。

目次

女性は男性より太りやすい原因について

ぽっちゃり体型は可愛らしく癒し感がたっぷりあることが魅力ではありますが、理想体型は誰にでもありますよね。まずダイエットを始める前に知っておきたいのは、女性は男性よりも太りやすいといわれる理由があることです。

男性よりも脂肪がつきやすいため

ダイエットのターゲットになる体の「脂肪」。お腹が掴めるほどたるみが目立つと、腹筋や水泳などのエクササイズを始めようかと思うきっかけになりますよね。体の脂肪は蓄積されたまま放置すると生活習慣病を招いたり、心筋梗塞などの病気のリスクが高まったりするので危険。

この脂肪には「皮下脂肪」「内臓脂肪」があり、ホルモンの影響で男性は内臓脂肪、女性は皮下脂肪がつきやすくなる特徴があります。内臓脂肪は体の外からは見えませんが、皮下脂肪は指でお腹を掴めるように皮膚の上からわかる脂肪。

皮下脂肪が増えると西洋なし体型に。女性は皮下脂肪がつきやすい理由は、女性ホルモン「エストロゲン」によるもので、こちらは脂肪細胞を小さくして燃焼を促進する働きが特徴です。

それなら女性のほうが効率的に脂肪が燃焼されるのではないかと思いますが、注目したいのは「年齢」です。女性ホルモンは20代をピークに徐々に減少していくもので、それにつれて女性は脂肪を溜め込みやすくなるという仕組みがあります。年齢を重ねるごとに何をしても痩せない…というのは、女性ホルモンが影響しているからかもしれません。

妊娠や出産に備えるため

女性が男性より太りやすい理由は、妊娠、出産、授乳という仕事があるため。生殖機能を維持するためには多くのエネルギーを必要とします。女性は思春期の頃から女性ホルモンにより大切な体を守るために皮下脂肪がつきやすくなりますが、さらに妊娠すると食欲が増え、体脂肪を備蓄するように。

このように女性には太りやすくなるライフイベントがありますので、男性のほうがダイエットをしても成功しやすいように見えるかもしれません。

筋肉がつきにくい

同じ筋トレメニューを続けても、男性のほうがマッチョになりやすい傾向がありますよね。女性が男性よりも太りやすいのは、骨格やホルモンの違いと合わせて筋肉量が少ないためです。

女性の上半身の筋肉は男性の約50%、下半身は約70%程度といわれており、もともと男性よりも全体的な筋肉量が少ないのです。その理由は、男性ホルモン「テストステロン」が少ないためで、筋肉を増やすにはテストステロンが必要に。

女性もテストステロンは分泌していますが、男性と比べると量は10分の1程度といわれています。筋肉の発達に合わせて基礎代謝も低下しますので、同じ動きをしても男性のほうが脂肪燃焼しやすいことになります。

ダイエットへの意気込みが違う?

女性が男性よりも太りやすいといわれる原因は、ダイエットで成果が出しにくいことも関係しています。ダイエットに対しての意気込みや行動は、男女で少し違いがあるようです。

ダイエットしようと思った時に、男性は集中的に筋トレなどの運動や食事制限をやりたがるのに対して、女性はさまざまな情報を参考にしてストレッチやヨガ、ウォーキングなど、比較的負担の少ない運動を好む傾向があります。

すぐに効果が表れないと挫折…という繰り返しは、男性であっても女性であっても痩せにくい大きな原因になってしまうでしょう。

女性の太りやすい時期について

女性の体はホルモンの働きに影響され、美容や健康とも密接な関係があります。とくにダイエットは、女性特有の体の仕組みを理解しておくことでより効率的な結果が得られる可能性も。そこで注目したいのは、女性に「太りやすい時期」があることです。

生理前に太りやすくなる

女性ホルモンにはエストロゲンとプロゲステロンの2種類があり、女性の体は生理周期によりホルモンの分泌量が変わります。プロゲステロンは生理前に分泌が多くなるホルモン。

妊娠に関係するもので、プロゲステロンが多くなると体に水分や栄養を溜め込みやすくなるので、同じ食事内容でも生理前は体重が増えやすくなるといわれています。

さらに注意したいのは、生理前はホルモンの働きで感情的になりイライラする心身の不調も起こりますので、余計に食べてしまうことも太りやすくなる原因に。

プロゲステロンが増える時期、食欲は自然と増加していきますので、生理前になるといつもより甘いものを欲したり食欲のコントロールが難しく感じたりすることがありますよね。

生理前の体重増加は女性の体の仕組みにより起こることで、ホルモンバランスが戻れば体重は元の状態に戻りますので、普段通りに生活すればあまり神経質になる必要はないでしょう。

ライフスパンで考える太りやすい時期について

女性は出産のために脂肪を溜め込みやすい仕組みがあり、長い目で考えると人生に4回太りやすくなる時期が訪れるといわれています。最初は思春期。10代後半にかけて女性ホルモンの分泌が始まり、体のラインが女性らしくなってくる時期は、下半身に皮下脂肪がつきやすくなっています。

次の時期は20代。就職や結婚などのライフイベントに合わせて心身共に不安定になりやすい年代です。妊娠に備えてエネルギーを溜め込み太りやすくなったり、生活習慣の乱れで上手くエネルギー消費ができなくなったりすることも関係します。

次の太りやすい時期は30代~40代。食事を減らしても体重が増え続けるという非効率な体にがっかりする人が多くなる時期です。食べる量は若い時よりも減っていますが、女性ホルモンの低下により脂肪燃焼が間に合わない状態になることも。

そして最後は閉経後。女性ホルモンの分泌量が激減し、若い頃のように自分の体型を気にすることもなく、育児で忙しい時間もありません。太りやすい体になっているところで間食も増えてしまい、皮下脂肪と内臓脂肪どちらもつきやすく、お腹のたるみや下半身の肥満などが増えてくる年代です。

ダイエットアプローチのコツについて

女性の体を理解して効率的なダイエットをするには、次のポイントを意識してみましょう。

基礎代謝をアップする

男性よりも筋肉量が少ない女性は、基礎代謝をアップするトレーニングがおすすめです。「大腿四頭筋(太ももの前面の筋肉)」は身体の中で一番大きな筋肉。スクワットは効率的な筋トレで基礎代謝アップにもメリットが期待されますので、最初は無理のない回数からできるだけ毎日やってみましょう。

睡眠からアプローチする

ストレスで過食することも多い女性は、質のよい睡眠でホルモンバランスを整えることも重要です。睡眠不足は満腹中枢が鈍くなる原因で、暴飲暴食にもつながりますので、生活サイクルを整えて睡眠の質をアップしていきましょう。

まとめ

女性が太りやすいのは、生理学的な理由が大きく関係しています。皮下脂肪がつきやすい体質、筋肉量の少なさ、女性ホルモンの影響、ライフステージごとの変化など、多くの要因が絡み合っており、これらを理解することがダイエット成功の鍵となります。

適切な基礎代謝のアップや質の高い睡眠を取ることで、ホルモンバランスを整え、食欲のコントロールがしやすくなります。無理のない範囲で運動と食事管理を続けることが、女性のダイエットにおいて理想的です。

太りやすくても諦めず、自身の身体を理解し、長期的な視点を持ったアプローチで取り組むことが大切です。

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